
UQモバイルのSIMはiPhoneで使えるのでしょうか?
すべてが使えると言いたいところですが、使えるものと使えないものがあります。
UQモバイルで使えるiPhoneは?
UQモバイルで使えるiPhoneの一覧です。

SIMフリー版はすべて使える
SIMフリー版のiPhoneは5s以降のすべてで利用可能です。
iPhone5s,6,6PlusはnanoSIM(専用)と表記されているSIMを選びます。
iPhone6s以降はマルチSIMと表記されているSIMを選びます。
au版もすべて使える
au版もすべて利用可能です。
SIMフリー版と同じく、iPhone5s,6,6PlusはnanoSIM(専用)を選びます。
iPhone6s以降はマルチSIMを選びますが、この中でiPhone6s,6sPlus, SE, 7,7PlusはSIMロック解除してからでなければ利用できません。
au版なのにSIMロック解除が必要なのはなぜ?
UQモバイルはau系のSIMなのに、なぜau版iPhone6s,6sPus,SE,7,7PlusはSIMロック解除が必要なのでしょうか。
iPhone6s,6sPus,SE,7,7Plusが使うのはマルチSIMと呼ばれるものですが、これはVoLTESIMとも言われ、データだけでなく電話も4G(LTE)回線を利用します。
残念ながら、これら5つの端末はVoLTESIMに対応した端末ではないので、au版でありながらSIMロック解除を必要とします。
ドコモ版はSIMロック解除が必要
ドコモ版のiPhone6s以降はSIMロック解除が必要です。
iPhone5s,6,6PlusはSIMロック解除ができる対象端末ではないのでUQモバイルのSIMは使えません。
ソフトバンク版はSIMロック解除が必要
ソフトバンク版のiPhone6s以降はSIMロック解除が必要です。
iPhone5s,6,6PlusはSIMロック解除ができる対象端末ではないのでUQモバイルのSIMは使えません。
iPhoneはSIMフリー版、au版、ドコモ版、ソフトバンク版すべてでテザリングが可能です。
APN設定は必要?
iPhoneでモバイル通信ができるのは、端末にあらかじめAPN(アクセスポイント名)が設定されているからです。
たとえばauでiPhoneを購入すれば、その端末には使う前にauのAPNが設定されています。
そのおかげでユーザーはauのネットワークを介してインターネットができるわけです。
ただAPN設定は使う前にすでに設定済みのため、そんなことを意識してネットを使っている人はほとんどいません。
しかし、UQモバイルのSIMを使うときはUQモバイルのAPNがあらかじめ設定されていないiPhoneもあるので、端末によっては自分で設定しなければいけません。
UQモバイルのAPN設定が必要ないiPhone
以下のiPhoneはUQモバイルのSIMを挿すだけでモバイル通信ができます。
- SIMフリー版(5s,6,6Plus,6s,6sPlus,SE,7,7Plus)
- au版(5s,6,6Plus,6s,6sPlus,SE,7,7Plus)
- ドコモ版(6s,6sPlus,SE,7,7Plus)
- ソフトバンク版(6s,6sPlus,SE,7,7Plus)
UQモバイルのAPN設定が必要なiPhone
上記以外のiPhoneはすべて自分でUQモバイルのAPNを設定する必要があります。
SIMフリー版、ドコモ版、au版、ソフトバンク版それぞれで8以降のiPhoneです。
APNの設定方法
- UQモバイルのSIMをiPhoneに挿します。
- Wi-Fiに接続します。
- APNを設定するためのプロファイルが置かれているページにアクセスします。
- プロファイルをインストールします。
- インストールが正しく完了すればAPNの設定は終了です。
- これで晴れてモバイル通信ができるようになります。

UQモバイルはそれができる数少ないプロバイダで、購入できるのは7(32GB/128GB)、6s(32GB/128GB)。
UQモバイルで購入したiPhoneにはAPNが設定済みなので、SIMを挿せばすぐにネットが使える手軽さがあります。
MNPはどうする?
キャリアや別の格安SIMプロバイダからUQモバイルに乗り換えるときに電話番号をそのまま使いたい場合は、MNPをする必要があります。
MNP転入方法
- 転出元からMNP予約番号を取得(予約番号の有効期限は予約当日を含めて15日間)
- UQモバイルのWebサイトで転入申込(MNP予約番号取得日から2日以内に申し込む)
- 必要事項の登録(予約番号、連絡用メールアドレス、本人確認書類、クレジッドカードもしくはキャッシュカード)
- SIMカードが届いた後、会員ページにログインし、回線切替の手続き
UQモバイルの利用開始と解約
利用開始月と解約月は日割り計算です。
解約した時点で使えなくなります。つまり使った日数分だけになります。
音声SIMは契約期間があり、契約期間中に解約やMNP転出をすれば契約解除料9,500円がかかります。
データSIMはいつ解約しても違約金は発生しません。
データ容量はいつ申し込んでも契約分もらえます。
初期費用
契約事務手数料(SIMパッケージ手数料)は3,000円です。
SIM発行手数料はありません。
SIMを複数枚持ちたい場合
データ容量のシェアはできませんが、SIMを同一名義で複数持つことは可能です。
最大5回線まで持つことができます。
初回契約時に申し込みができるのは2回線までで、3回線目以降は初回契約から90日の経過時間が必要です。
家族は「UQ家族割」を申し込めば3回線以上の同時契約が可能です。
UQモバイルの料金プラン
UQモバイルには無料通話が付くプランと付かないプランがあります。
無料通話付きプラン
無料通話付きプランは「5分かけ放題」と「通話定額」の2種類用意されています。
5分かけ放題を「おしゃべりプラン」、通話定額を「ぴったりプラン」と言います。
S | M | L | |
---|---|---|---|
月額(税抜) | 1,980円(1年目) 2,980円(2年目) | 2,980円(1年目) 3,980円(2年目) | 4,980円(1年目) 5,980円(2年目) |
データ容量 | 3GB | 9GB | 21GB |
通信速度(高速モード) | 最大225Mbps | ||
通信速度(節約モード) | 最大300kbps | ||
容量超過後の速度 | 最大200kbps | ||
おしゃべりプラン | 5分かけ放題 5分超過すると20円/30秒 | ||
ぴったりプラン | 最大60分 | 最大120分 | 最大180分 |
使い切ると20円/30秒 |
おしゃべりプランとぴったりプランの最低利用期間は利用開始月を含む25ヶ月です。
その翌月(26ヶ月目)が更新月となり、この月に解約をしなければ24ヶ月間の自動更新となります。
無料通話なしプラン
無料通話なしプランには「データ高速」と「データ無制限」の2種類あります。
データ高速+音声通話 | データ無制限+音声通話 | |
---|---|---|
月額(税抜) | 1,680円 | 2,680円 |
データ容量 | 3GB | 無制限 |
通信速度(高速モード) | 最大225Mbps | 最大500kbps |
通信速度(節約モード) | 最大200kbps | ー |
容量超過後の速度 | 最大200kbps | ー |
通話料 | 20円/30秒 |
データ高速+音声通話プランとデータ無制限+音声通話プランの最低利用期間は利用開始月を含む12ヶ月です。
最低利用期間満了後はいつ解約しても違約金はありません。
UQモバイルのメリット
通信速度が速い
キャリアからの乗り換えで一番気になるのは通信速度です。
格安SIMにしたら、これまで体感してきた速度とはまったく違う遅さに愕然とするユーザーも少なくありません。
格安SIMにキャリアと同じ速度を求めることはできませんが、UQモバイルはそんな格安SIMの中でもダントツの速さを誇ります。
平日昼などの混雑時間帯でも極端なスピード低下がありません。
キャリアのスピードには及びませんが、体感速度ではキャリアから乗り換えたことを忘れるくらいです。
データ通信の節約モードがある
UQモバイルのアプリを使えば、データ通信の通信速度を調節できます。
「高速」モードはデータ容量を消費しますが、「節約」モードではおしゃべりプランなら300kbps、データ高速プランなら200kbpsの低速通信でデータ容量を消費することなくネットができます。
データ容量の繰越ができる
当月に余ったデータ容量の繰越ができます。繰り越した容量は翌月末まで利用できます。
データ高速・無制限は音声通話の”縛り”が1年だけ
データ高速+音声通話プランとデータ無制限+音声通話プランは1年間の”縛り”のみ。
2年目以降も月額料が変わりません。
おしゃべり・ぴったりには電話かけ放題がある
おしゃべりプランには5分かけ放題、ぴったりプランにはデータ容量に応じて通話定額が用意されています。
おしゃべり・ぴったりには家族割引がある
おしゃべりプランとぴったりプランには2回線目以降の月額料金が毎月500円引きされます。
家族で入るとオトクです。
UQモバイルのデメリット
データシェアがない
UQモバイルには複数枚のSIMでデータ容量を分け合うデータシェアがありません。
おしゃべり・ぴったりは2年契約
格安SIMプロバイダの多くは音声通話機能が付いても1年間の”縛り”がほとんどですが、UQモバイルのおしゃべりプランとぴったりプランは2年”縛り”です。
データ高速・データ無制限はかけ放題がない
データ高速プラン+音声通話プランとデータ無制限+音声通話プランにはかけ放題はありません。毎回30秒20円の通話料がかかります。
データ高速・データ無制限には家族割引がない
データ高速+音声通話プランとデータ無制限+音声通話プランには家族割引がありません。
オススメの料金プランは?
おすすめはデータ高速+音声通話プランです。
データ容量が3GBある
ほとんどのユーザーが1ヶ月3GB未満のデータ容量で事足りています。
節約モードが使える
データ高速+音声通話プランはデータ容量を消費しない節約モードが使えます。
普段は節約モードに設定しておき、必要なときだけ高速モードに切り替えればデータ容量が3GBでも十分です。
月額料が上がらない
月額料が1,680円と安いですし、2年目以降も上がりません。
無料通話がないけど・・
無料通話プランはありませんが通話ならLINEやFaceTimeが使えますし、楽天でんわなど通話料が10円/30秒になるアプリもあります。
ほとんど電話をしないのであればデータ高速+音声通話プランで十分です。
本当によく電話するのであれば、おしゃべりプランSを選びましょう。
まとめ
iPhoneとUQモバイルは相性がいいので、格安SIMに変えても通信速度を落としたくないならUQモバイルが最善です。
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