初期費用0円で始められる縛りなし月間容量無制限WiFiといえば、楽天モバイルです。契約事務手数料やSIMカード手配料は0円、手元にテザリングができるスマホがあれば、ひとまずルーター代もかかりません。
光回線を引くことができないなら、まず楽天モバイルが使えないかを考えてみましょう。
楽天モバイルは初期費用0円で始められる
最近はahamoをはじめ、契約事務手数料を取らないオンラインブランドもありますが、一般的には初期費用として契約事務手数料やSIMカード手配料などを取られます。
楽天モバイルもサービス当初、楽天ポイントで還元することで実質0円でしたが、契約事務手数料がありました。しかしそのあと、完全に契約事務手数料を撤廃し、今に至っています。
契約事務手数料はサービスを利用するうえで最初の心理的障壁となります。申し込んだのはいいけど、自分の住んでいるところで本当に使えるのかわからないという人であればなおさらです。
0円で始めることができれば、たとえ使えなかったとしてもお金が無駄になりません。
維持費用も0円から
楽天モバイルの月額は従量制で、通信量が1GB未満であれば0円です。使わなければほんとうにお金がかかりません。そのため、使えないのに月額料金だけは取られるという心配もありません。
楽天モバイルの月額料金は、次のようなシステムとなっています。
容量 | 月額 |
---|---|
1GB未満 | 0円 |
~3GB | 1,078円 |
~20GB | 2,178円 |
20GB以上 | 3,278円 |
3,278円で無制限というのは破格の金額なので、楽天モバイルでWiFi環境を構築できれば言うことなしです。
通話も0円でかけられる 通信量ノーカウント
楽天モバイルには「Rakuten Link」という専用アプリがあり、Rakuten Linkを使った国内通話に限り、0円で電話をかけられます。
Rakuten Linkを利用した通話やメッセージにかかるデータ通信量はノーカウントとなり、容量は消費されません。そのため、通話の0円運用が可能です。
解約も0円
楽天モバイルは解約も0円です。最低利用期間もなく、解約料もありません。また、電話番号をほかの携帯会社に移行するさいに必要となるMNP転出料もかかりません。
縛りなし無制限WiFiとして利用するには願ったり叶ったりのSIMです。
楽天モバイルの注意点
楽天モバイルは2つの電波を利用しています。1つは自社回線である楽天回線(Band3)、もう1つはパートナー回線であるau回線(Band18)です。
注意しておきたいのは、楽天回線エリアにいても、楽天回線の電波が弱いとパートナー回線につながることです。
パートナー回線は毎月5GBまでしか使えません。5GBを超えると、パートナー回線の通信速度が最大1Mbpsになり、それが月末まで続きます。1MbpsでもYouTubeのノーマル画質を問題なく見られます。ただし、在宅ワークでのリモート会議に使うには難しいでしょう。
SIMフリーLTEルーターを用意
楽天モバイルを利用するにはSIMフリーLTEルーターが必要ですが、スマホでテザリングするのが最も簡単です。余っているスマホがあれば、それを使いましょう。速度も十分出ますし、安定しています。もしそれだけでは不満であれば、ルーターを用意してください。
TP-LINK MR600
TP-LINK MR600の特徴ですが、BAND18に非対応なので、知らないうちにau回線につながってしまうということがありません。楽天回線(BAND3)につながり続けてくれます。
Yahooショッピングにて購入可能です。
スペック | |
---|---|
インターフェース | 1×10 / 100 / 1000Mbps LAN / WANポート 3×10 / 100 / 1000Mbps LANポート 1×マイクロSIMカードスロット |
ボタン | WPS /リセットボタン WiFiオン/オフボタン 電源オン/オフボタン |
寸法(W x D x H) | 202×141×33.6mm |
アンテナ | 2×取り外し可能な4GLTEアンテナ |
ワイヤレス規格 | IEEE 802.11a / n / ac 5GHz IEEE 802.11b / g / n 2.4GHz |
Wi-Fi最大伝送速度 | 2.4GHz:最大300Mbps 5GHz:最大867Mbps |
ワイヤレス セキュリティ | 64/128ビットWEP WPA / WPA2 WPA-PSK / WPA2-PSK暗号化 |
ネットワーク | 4G: FDD-LTE:B1 / B3 / B5 / B7 / B8 / B20 / B28 TDD-LTE:B38 / B40 / B41 キャリアアグリゲーション: B1 + B3 / B5 / B7 / B8 / B20 B3 + B1 / B3 / B5 / B7 / B8 / B20 / B28 / B38 / B40 B5 + B1 / B3 / B5 / B7 / B40 B7 + B1 / B3 / B5 / B7 / B8 / B20 / B28 B8 + B1 / B3 / B7 B20 + B1 / B3 / B7 B28 + B3 / B7 / B40 B38 + B38 B40 + B40 B41 + B41 |
通信速度 | 下り最大速度:300Mbps 上り最大速度:50Mbps |
プロトコル | IPv4、IPv6 |
同梱物 | 電源アダプター RJ45イーサネットケーブル |
SIMフリールーターは楽天モバイルでも購入可能
TP-LINK MR600は価格が25,000円しますが、もう少し安いモバイルルーターが楽天モバイル公式サイトで売られています。楽天モバイル製Rakuten WiFi Pocket 2B、NEC製Aterm MP02LN・Aterm MR05LNです。
Rakuten WiFi Pocket 2BとAterm MP02LNの最大通信速度は下り150Mbps、上り50Mbpsですが、Aterm MR05LNはLTE-Advanced対応のため、下り最大通信速度は375Mbps、上りは50Mbpsとなっています。
これらのWiFiルーターは楽天回線に加え、au回線にも対応しています。ただ最近は、楽天モバイルエリアでauローミングが停波している場所も増えてきています。そのようなエリアでは、MR600を使わなくても楽天回線だけを利用できるので、コスト削減にはなると思います。
商品名 | 価格 | プラン申込 | 対応SIM形状 | WiFi 最大伝送速度 |
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Rakuten WiFi Pocket 2B | 7,980円 | 5,000pt還元 | micro | 5Ghz帯:非対応 2.4GHz帯:対応 |
Aterm MP02LN | 13,800円 | 5,000pt還元 | nano | 5GHz帯:433Mbps 2.4GHz帯:150Mbps |
Aterm MR05LN | 23,800円 | 5,000pt還元 | nano | 5GHz帯:867Mbps 2.4GHz帯:300Mbps |
Aterm MP02LNやAterm MR05LNはAmazonやYahooショッピングでも購入できます。
まとめ
楽天モバイルのUN-LIMIT VIは月間容量無制限で月額3,278円、すべてを0円から始められるという「縛りなし無制限WiFi」としては最強ともいえる商品。たとえつながらなかったとしても使わなければ維持料0円、やめるときも0円です。
楽天回線エリア内にいるなら、まずは試してみることをおすすめします。
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