
2021年7月30日現在、eSIMを提供しているのはpovo・LINEMO・楽天モバイル・IIJmioです。povo・LINEMO・楽天モバイルは音声通話が可能、IIJmioはデータ通信のみ(ドコモ回線)となっています。
「電話はキャリア、通信はeSIM」が、よく使われている方法です。
eSIMとは?
端末にSIMカードを入れてモバイルデータ通信を行うのが一般的ですが、eSIMは端末にすでにSIMカードが内蔵されているようなもので、SIMカードの抜き差しが不要です。内容を書き換えるだけで手続きが完了します。
eSIM対応端末を持っていれば、現在eSIMの通信プランを提供しているpovo・LINEMO・楽天モバイル・IIJmioに申し込めます。
eSIMが利用可能なプロバイダ
eSIMを利用できるプロバイダはpovo・LINEMO・楽天モバイル・IIJmioです。
このうち、povo・LINEMO・楽天モバイルは音声通話ができます。IIJmioはデータ通信のみです。
auも8月26日からeSIMに対応しました。
IIJmioの月額料金
IIJmioのeSIMはドコモ回線を使っています。データ通信のみで音声通話はできません。
プロバイダ | 2GB | 4GB | 8GB | 15GB | 20GB |
---|---|---|---|---|---|
IIJmio | 440円 | 660円 | 1,100円 | 1,430円 | 1,650円 |
IIJmioの詳しい情報は以下の記事をご覧ください。
povo・LINEMO・楽天モバイルの月額料金
povo、LINEMO、楽天モバイルは通常プランと金額は同じで、これら3つは音声通話も可能です。
プロバイダ | 容量(月額) |
---|---|
au | データ使い放題(7,238円~9,988円) ピタットプラン(2,178円~4,928円) |
povo | 20GB(2,728円) |
LINEMO | 3GB(990円)、20GB(2,728円) |
楽天モバイル | 1GB未満(0円)、3GB(1,078円) 20GB(2,178円)、無制限(3,278円) |
eSIM対応端末
eSIMを使うには、eSIMに対応している端末が必要です。2021年8月26日現在、eSIMに対応しているのは以下の端末で、太字端末がIIJmioのeSIMを使えます。
iPhone | 12・12 Pro・12 Pro Max・12 mini 11・11 Pro・11 Pro Max SE(第2世代)・XS・XS Max・XR |
OPPO | Find X3 Pro・Reno5 A・A73 |
Pixel5a(5G)・Pixel 5・Pixel 4a (5G) Pixel 4a・Pixel 4・Pixel 4 XL | |
AQUOS | sense4 lite |
Rankuten | BIG・BIG s・Hand・Mini |
HUAWEI | P40 Pro 5G |
Motorola | razr 5G |
iPhoneであればかんたん
iPhone XR以上のiPhoneを持っていれば、すぐにでもIIJmioのeSIMを利用できますが、ドコモ・au・ソフトバンクのキャリアiPhoneは、SIMロック解除が必要です。SIMロック解除は各キャリア公式サイトで手続き(無料)ができます。
iPhoneやAndroidスマホのくわしい購入先は、以下の記事をご覧ください。
eSIMの使い方
電話はキャリア・通信はeSIM
eSIMは「電話はキャリア、通信はeSIM」という使い方が一般的です。この方法は、キャリアメールを手放せないけど高い通信プランはやめたいという人やキャリアの家族割に入っていて抜けるのが難しいという人に向いています。
乗り換えせずにデータ容量アップ、コストダウンを図れます。使うeSIMはIIJmioのデータプランがおすすめ。20GBでも1,650円の安さです。
楽天モバイル電話かけ放題+IIJmio(eSIM)
電話は24時間かけ放題がほしいという人には、ドコモ・au・ソフトバンクからの乗り換えが問題なければ、楽天モバイル(SIMカード)+IIJmio(eSIM)がいいでしょう。
楽天モバイルは、「Rakuten Link」アプリ経由で国内電話が通話料0円のかけ放題になり、データ通信量も1GB未満であれば月額0円。そこにIIJmioのeSIMを使えば、440円~(データ容量2GBの場合)で電話かけ放題が手に入ります。20GBでも1,650円なので、楽天モバイルの料金プラン(2,178円)よりも安くなります。
楽天モバイルUN-LIMIT VI対応端末は?
eSIM対応端末のなかで、楽天モバイルUN-LIMIT VIの動作も保証されているのは「iPhone」「OPPO Reno5 A」「OPPO A73」「Google Pixel」「HUAWEI P40 Pro 5G(一部機能は未対応)」です。
楽天モバイルオリジナルスマホの注意点
楽天モバイルからeSIMが使えるオリジナルスマホが出ていますが、これらの端末はeSIMのみ対応しており、SIMカードを差し込めません。そのため、SIMカード+eSIMの使い方はできません。
まとめ
eSIMをうまく利用すると、キャリアから乗り換えなくてもコストダウンを実現できる可能性があります。また、楽天モバイルのかけ放題との組み合わせもおすすめです。
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