楽天モバイルはどれだけ使っても月額3,278円とかなり安いのですが、楽天回線がつながらなければ、あまり意味がありません。パートナー回線のau回線は高速通信が上限5GBまで、それを超えると最大1Gbpsの速度制限があります。
楽天回線につながりにくいなら、楽天モバイルを通話専用とし、格安SIMで通信しましょう。20GBくらいまでなら楽天モバイル1枚よりも安く運用できます。
楽天モバイルと格安SIMの合わせ技料金
楽天モバイル1枚だけの場合と楽天モバイル+格安SIMを合わせた場合の料金比較です。
3GB・20GBともに、楽天モバイル1枚で運用するより、格安SIMと合わせて運用するほうが安くなっています。
とくに、3GB以上20GB未満のとき、楽天モバイルは必ず月額が2,178円となりますが、いつでも20GBちかくの通信量ではないでしょう。つまり、無駄な支払いが発生しています。
多くの場合、毎月の通信量はデータ容量10GBまでに収まっているといわれています。格安SIMを使うと、毎月の容量を細かく設定できますし、余った容量は翌月末まで利用可能です。また、毎月データ容量の設定を変更できるので、余りすぎた場合は翌月の容量を少なくする、つまり月額を減らせます。
これが、楽天モバイル1枚を運用するよりもよい点です。
容量 | 電話 | 通信 | 金額 |
---|---|---|---|
~1GB | 楽天モバイル | 0 | |
1GB | イオンモバイルタイプ2 OCNモバイルONE(音声) | 528 770 | |
2GB | イオンモバイルタイプ2 | 748 | |
3GB | OCNモバイルONE OCNモバイルOEN(音声) | 858 990 | |
~3GB | 楽天モバイル | 1078 | |
4GB | イオンモバイルタイプ2 | 968 | |
5GB | イオンモバイルタイプ2 | 1078 | |
6GB | OCNモバイルONE イオンモバイルタイプ2 OCNモバイルONE(音声) | 1188 1188 1320 | |
7GB | イオンモバイルタイプ2 | 1298 | |
8GB | イオンモバイルタイプ2 | 1408 | |
9GB | イオンモバイルタイプ2 | 1518 | |
10GB | OCNモバイルONE イオンモバイルタイプ2 OCNモバイルONE(音声) | 1628 1628 1760 | |
12GB | イオンモバイルタイプ2 | 1738 | |
14GB | イオンモバイルタイプ2 | 1848 | |
20GB | イオンモバイルタイプ2 | 1958 | |
~20GB | 楽天モバイル | 2178 |
格安SIMはOCNモバイルONEかイオンモバイルを選ぶ
楽天モバイルと合わせる格安SIMは、OCNモバイルONEもしくはイオンモバイルをおすすめします。
速度が安定
格安SIMのなかでも速度が安定しているのがOCNモバイルONEです。ドコモ回線を利用していて、ピークタイムでも目立った速度低下がありません。
イオンモバイルはデータ通信専用SIM(タイプ2)をOCNモバイルから回線を供給してもらっており、同程度の回線品質を保っています。
毎月の利用量に対応できる
毎月、データ利用量は違います。多いときもあれば少ないときもあります。
イオンモバイルは1GBから10GBまでは1GBきざみで容量を設定できるのが強みで、20GBまで設定可能です。データ通信量を見て、翌月の容量を細かく調整できます。
OCNモバイルONEは3GB、6GB、10GBの3種類ですが、音声通話SIMも使えば1GBも設定可能です。
楽天モバイルは3GB以上使うと、4GBしか使わなかったとしても、必ず2,178円の月額料がかかり、その差額は1,000円近くになります。かなりもったいない使い方をしていると思います。
余った容量は翌月に繰り越せる
OCNモバイルONEもイオンモバイルも余ったデータ容量を翌月末まで繰り越せます。ですから、思う以上に余裕をもってネットができるはずです。
楽天モバイルは繰り越しができないので、この点でも格安SIMと合わせて運用するほうがメリットが大きいでしょう。
SIMが2枚使えるスマホを用意する
通話は楽天モバイル、データ通信は格安SIMにするには、SIMが2枚使えるスマートフォンが必要です。それで、SIMスロットが2つ、またはSIMスロット1つ+eSIMのスマホを用意してください。
iPhoneなら、iPhone XR・XS以上を持っていれば、eSIMに対応しています。
もしないなら、楽天モバイルまたはOCNモバイルONEで購入するとオトクです。
スマホを楽天モバイルで購入する
楽天モバイルでスマホを購入するなら、楽天ポイントの還元や値引きを受けられます。時期によって変わりますが、20,000円前後です。楽天モバイルのSIMは、物理カードとeSIMの2種類から選べます。
スマホをOCNモバイルONEで購入する
OCNモバイルONEでもスマホを販売しています。キャンペーンの時期を狙えば、かなりの低価格でiPhoneやAndroidスマホが手に入ります。OCNモバイルONEのSIMは、物理カードしかありません。
イオンモバイルはタイプ2を選ぶ
イオンモバイルのSIMは2タイプあります。ドコモ回線とau回線を選択できるタイプ1、ドコモ回線のデータ通信専用SIMのタイプ2です。OCNモバイルONEが提供しているのはタイプ2です。それで、イオンモバイルのSIMを使うときはタイプ2を選んでください。
イオンモバイルも物理SIMだけ提供しています。
SIMスロット数によってSIM形態を決める
SIMスロットが2つあるスマホであれば、楽天モバイルもOCNモバイルONE(またはイオンモバイル)も物理SIMを購入します。
iPhoneのように、SIMスロット1+eSIMであれば、楽天モバイルをeSIMにしてください。
楽天モバイルを通話用に
ここまできたら、通信は格安SIMにまかせ、楽天モバイルを通話専用にできます。
楽天モバイルは、Rakuten Linkアプリを使うと国内通話が0円です。通話に使われるデータ通信量はノーカウントになるので、容量は消費されません。そのため、楽天モバイルを通話専用にすると、1GB未満の月額0円で運用可能です。
まとめ
楽天モバイルと格安SIMを組み合わせると、楽天モバイルを通話専用にでき、毎月かかるコストを抑えられます。OCNモバイルONEとイオンモバイルのデータ通信専用SIMは安価で、速度が安定しています。eSIMのあるiPhoneやSIMスロットを2つ有しているスマホを持っているなら、ぜひ一度検討してみてください。
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