【ホームルーター選び方】ドコモhome 5Gは速度制限なし?

光回線と違い、モバイル回線には速度制限が付きものです。短期間で大量のデータ通信をすると、制限が加えられ、速度が低下します。ただし、程度はプロバイダによってさまざまです。1Mbpsもあれば128kbpsもあります。

インターネットはすでに生活の必需品といっても過言ではなく、通信速度の低下は生活に大きな影響を与えます。いつでも快適にストレスなく使いたいですよね。



速度制限にもいろいろなタイプがある

一口に速度制限と言っても、タイプはいろいろです。

たとえば、スマホは契約したデータ容量を使い切ると低速通信しかできなくなりますが、チャージすると高速通信が回復します。ただ、プランによっては低速でも1Mbpsほどの速度が出るものがあり、そのままでも使えなくはありません。

モバイルルーターを借りるレンタルWiFiサービスでは、1日制限や3日制限を排除しているプランが少なくありません。しかし、契約容量を使い切るとチャージができず、月末まで低速通信になるのが一般的です。

1日制限や3日制限とは、1日や3日間のデータ通信量がある一定の量を超えた場合にかかる速度制限を指しています。

速度制限がなければ・・・

速度制限を受けなければ、Amazonプライムビデオやネトフリなどで高画質映画を好きなだけ見られます。漫画や画像の多いサイトのブラウジングもストレスなく行なえるでしょう。

大量のデータを消費するオンラインゲームも快適に操作できます。

ではこれから、home 5G・WiMAX +5G・SoftBank Airそれぞれの速度制限について見ていきましょう。

home 5Gは速度制限の注意事項あり

ドコモのhome 5Gには速度制限に関する注意事項があります。

当日を含む直近3日間のデータ利用量が特に多いお客さまは、それ以外のお客さまと比べて通信が遅くなることがあります。なお、一定時間内または1接続で大量のデータ通信があった場合、長時間接続した場合、一定時間内に連続で接続した場合は、その通信が中断されることがあります。

home 5G公式サイト

ただ、制限が何GB以上でかかるのかはわかりません。速度制限を受ける可能性があるので、大量のデータ通信はやめましょうねという注意喚起となっています。

Twitterを拾い読みしてみると、現時点では速度制限を受けたという声はありません。今後どうなるかはわかりませんが、今のところ速度制限はないと考えて差し支えないようです。

WiMAX +5Gは明確な速度制限あり

WiMAX +5Gは、速度制限に関して明確な説明があります。

直近3日間にご利用の通信量が合計15GB以上の場合、ネットワーク混雑時間帯に通信速度が概ね1Mbpsの制限を行います。

WiMAX +5G公式サイト
引用:WiMAX +5G公式サイト

直近3日間のデータ通信量の合計が15GB以上の場合、その翌日18時ごろから深夜2時まで速度制限がかかります。通信速度は最大1Mbpsまで低下します。

プラスエリアモードでも速度制限あり

WiMAX +5Gは「スタンダードモード」と「プラスエリアモード」があります。プラスエリアモードでは、プラチナバンドであるBAND18に対応するため、つながるエリアが広がります。しかし、通信量に上限があり、15GB(au版は30GB)までしか使えません。

「プラスエリアモード」で当月ご利用の通信量が15GBを超えた場合、当月末までの通信速度を送受信最大128kbpsに制限します。(スタンダードモードのご利用時は対象外です。)

WiMAX +5G公式サイト

このような制限があるため、WiMAX +5Gを利用する場合は、常にデータ通信量を意識する必要があります。

SoftBank Airは速度制限がない?

SoftBank Airにも速度制限事項があります。

ご利用の集中する時間帯(夜間など)は、サービス安定提供にともなう速度制限のため、通信速度が低下する場合があります。

特定のエリアでネットワークが高負荷となった場合、該当エリアのお客さまについては、サービス安定提供にともなう速度制限のため、通信速度が低下する場合があります。

SoftBank Air公式サイト

夜間など利用者の多い時間帯や大量にデータ通信をしているユーザーに対して速度制限をかけることがアナウンスされています。

WiMAX +5Gのような3日制限や通信モードによる15GB制限はありません。しかしTwitterには、混雑時間帯での意図的と思える速度制限あるというコメントが散見しています。

ホームルーターの速度制限をまとめてみる

3大キャリアのホームルーターそれぞれにおける、速度制限のあらましをだいたい把握できました。

まとめると、以下のようになります。

速度制限にかんして
  • home 5G
    • 速度制限の注意喚起はあるが、現時点では速度制限はないと思われる
  • WiMAX +5G
    • 直近3日間のデータ通信量が15GB以上の場合、翌日18時ごろ~深夜2時まで最大1Mbpsの速度制限がかかる
    • プラスエリアモードの通信量が15GB(au版は30GB)を超えると、月末まで128kbpsの速度制限を受ける(スタンダードモードは影響なし)
  • SoftBank Air
    • 速度制限の注意事項あり。夜間など混雑時間帯に速度制限を受ける可能性が高い

そのため、現状ではほかの2つに比べると、home 5Gが速度制限に関してかなり緩めの施策が取られていることになります。

home 5Gのメリット

home 5Gには以下のようなメリットもあります。

コンセントにつなぐだけで使える

光回線のような工事申し込みは必要ありません。契約してホームルーターが家に届けば、コンセントに挿してすぐに利用可能です。

ルーター代がかからない

月額料金は4,950円です。それに加え、ルーター代として毎月1,100円(36回払い)の支払いが発生します。しかし、契約期間中は1,100円の割割引があるので、実質ルーター代金は支払う必要がありません。

ドコモユーザーならスマホ料金が最大1,100円引き

ドコモユーザーは、契約しているプランによって最大1,100円の割引があります。ファミリー割引をしているなら、グループ内のすべてのスマホ料金が対象です。

つながるエリアが広い

home 5Gは、ドコモの主要周波数帯すべてに対応しています。そのため、たとえ引っ越したとしても、つながる可能性が高く、いちいち解約する必要がありません。

まとめ

現時点で、速度制限がかなり緩めと思われるhome 5Gは、夜間でも快適に映画や動画を視聴できます。テレワークで、ZOOMなどビデオ会議システムの利用時も途切れることなく、会話が可能です。

手軽に自宅のWi-Fi環境を整えたい人には、かなり魅力ある選択肢になると思います。

home 5G

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